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JIN-仁-世界80ヶ国で放送決定 [JIN-仁-]

先週、高視聴率の最終回を終えた『JIN-仁-』ですが、『JIN-仁-』は日本での放映前に、アメリカやヨーロッパなど世界約80ヶ国で販売契約が成立していました。

『龍馬伝』は台湾、韓国、タイ、香港、ベトナムなどに放送権が売れています。

最近、アジアで日本のドラマが人気ですが、どういうところが人気なのでしょうか?

アジアで人気の日本ドラマには、いくつかの共通ワードがあります。

アジアで最も人気あるのが「韓国ドラマ」です。

この「韓国ドラマ」の牙城を崩すのが日本ドラマです。

台湾のチャンネル「緯來電視網:日本台」の公式ページでは、『ゲゲゲの女房』が紹介されています。

アジア各国に他国のドラマを広げるには、外交の壁があります。

ドラマ自体は訴求力や求心力さえあれば、どの国でも受け入れられます。

しかし、これが不安定になった政情が壊してしまいます。

この避けようのない壁にぶち当たりながら、ドラマは時間や視聴者、または抜け道を味方に悠々と他国に進出していくものです。

去る2月23日に韓国のチョン・ビョングク文化体育観光部長が、日本ドラマの開放を示唆しました。

今までは韓国のファンは、海賊版やP2Pなど違法メディアを使って様々な日本ドラマを視聴していました。

これまでケーブル放送でしか日本ドラマを放送できなかった韓国で、地上波放送が可能になれば、日本ドラマの進出に期待できます。

アジアで人気の日本ドラマ共通ワードは「医療」「幕末」です。

最近、輸出された日本ドラマでは、南米を除く80ヶ国に輸出された『JIN-仁-』や、台湾、韓国、タイ、香港、ベトナムなどに放送権が売れた『龍馬伝』などが話題となっています。

放送された国の視聴者のブログを読むと、興味深いキーワードが浮かび上がってきます。

それは「医療」「幕末」というキーワードです。

日本ドラマの人気は、「医療」と「幕末」に集約されている様です。

アジアの日本医療ドラマ・ブームの発端は、中国では06年に放送された『白い巨塔』と言われています。

この『白い巨塔』は、2~3%取れれば高視聴率と言われる中国(上海)で3.8%の視聴率を記録しました。

この『白い巨塔』の成功によって、『Dr.コトー診療所』『医龍』『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』などへとつながっていきました。

『JIN-仁-』の人気もその流れのひとつになります。

アジアではまだまだ「韓国ドラマ」が人気ですが、「医療ものを見るなら日本ドラマ」という風潮で日本ドラマの人気が高まってきました。

アジアの視聴者は、日本の医療など仕事への取り組み方(『海猿』『女王の教室』『ショムニ』『ごくせん』『のだめカンタービレ』『SP』『ガリレオ』など)に興味を持っています。

そして、話数の多い大河ドラマやアジアのドラマ視聴サイクルに適合しているので、有利です。

そして、もうひとつのキーワードが「幕末」です。

幕末は、『篤姫』『龍馬伝』『JIN-仁-』などの放送によってブームとなり始めました。

『篤姫』は、シェア0.7~0.9%であれば大ヒットとされる台湾のケーブルテレビで1%台を記録し、このジャンルを確立しました。

更に、『篤姫』の放送後は、「エド」「イシン」「バクマツ」などを解説する書籍が動いたという話もあります。

日本人が『三国志』に興味を持つように、アジアの人は「幕末」に興味を持っている様です。

「幕末」は、新しい時代を切り拓くときの参考書的な見方もされているようです。

これらキーワードを生み出すに至ったポイントには俳優の力もあります。

『白い巨塔』の江口洋介、『龍馬伝』の福山雅治、『篤姫』では宮崎あおい等のアジアでの人気が、日本ドラマに興味を持たせる起爆剤となりました。

「初回放送の数字は、俳優の来訪のあるなしに左右される」そうです。
タグ:jin
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